淑徳大学社会学部の「病院心理臨床実習」 

 
 

科目の位置づけ

 
 社会学部社会福祉学科演習・実習科目の一つで、心理発達臨床専修4年次生で、心理領域の進路を目指す学生のための選択科目(1単位)である。この科目の履修のためには、心理学基礎実験実習T・U、心理臨床基礎実習の計6単位の修得が必須であり、さらに、臨床心理学概論・カウンセリング概論・人格診断法概論・精神医学・精神病理学の中から3科目6単位以上も併せて修得していることが必要である。

実習のねらい

 精神病院における心理臨床的業務の実際に触れ、チーム医療における心理臨床的かかわり方について体験的に学習する。また特に、心理検査と集団心理療法を中心とした実習をおこなう。

 実習の体系

 実習は、学内オリエンテーション、病院内オリエンテーション、班別実習、全体反省会の四つの段階から構成される。学内オリエンテーションでは、実習の意義と各自の目標を確認し、実習先、目標および実習日によって班編成をおこなう。病院内オリエンテーションでは、実習担当者から実習機関の特徴や心理的業務の全体についての講義を聴いて実習の方向づけをし、実習目標の吟味を行う。そして、担当者の指導の下で、実習機関の状況に応じて心理検査実習および集団心理療法実習をおこなう。全体のふりかえりでは、個々の学習内容を発表してその成果を共有し、位置づけることとする。

 

 【実習計画の例】 

 以下の実習計画は、各病院の実状に応じて適宜調整している。

時期 内容および対象学生
第1〜 
 2週 
大学内オリエンテーション(実習機関決定・実習目標確認)
       〃    (実習における留意事項・実習ノートの書き方) 
第3週  病院内オリエンテーションおよび院内見学     
第4週  大学内オリエンテーション(実習目標確認・心理検査等補習)    
第5〜 

 10週

集団心理療法実習(デイケア・家族会等を含む)
心理検査実習
 (心理検査は、必要に応じて大学内で心理検査報告書指導)
第11週 院内事後指導                               
第12〜 13週 大学において実習報告会
       〃   およびレポート提出                 
 

※ 平成11年度の実習報告書を作成しています。必要な方は下記へメールしてください。

                                 mailto: hchiba@soc.shukutoku.ac.jp
 
 

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