概要

 淑徳大学発達臨床研究センター 児童臨床部門は、淑徳大学の開学と同時に開設された「淑徳大学児童相談所(昭和40-46年)」に始まり、「淑徳大学カウンセリングセンター(昭和47-51年)」にひきつがれてきました。昭和52年に「淑徳大学社会福祉研究所相談治療研究室」に改組され、平成4年からは「淑徳大学発達臨床研究センター」として、1歳から6歳までの障害乳幼児に対する臨床活動を続けてきています。
 そして平成11年度より、新たに「淑徳大学発達臨床研究センター 成人臨床部門」が開設され、不登校・引きこもり・家庭内暴力・非行・児童虐待・家庭不和などの家族の問題や、過食症・拒食症などの摂食障害、アルコール症などのさまざまな問題を抱えた個人および家族や関係者のカウンセリングを始めております。

相談活動の内容

相談チームによるカウンセリング

グループ活動

次にあげるような共通の問題を抱えた方々が、苦しみを分かち合いながら、互いに相談しあい、支え合っていくことのできるような仲間づくりを支援します。 また、次のような集団心理療法を体験するグループも随時開催していきます。


成人臨床部門のシステム

 発達臨床研究センター 成人臨床部門は、臨床心理士の有資格者が相談にあたると同時に、淑徳大学大学院社会学研究科社会福祉専攻臨床心理コースの実習教育機関でもあります。

相談チームのスタッフ:
   スーパーバイザー(指導者):臨床心理学の専任教員
      チーフカウンセラー:カウンセラー経験1年以上の研究生・大学院生
   コーカウンセラー:カウンセラー経験1年未満の研究生・大学院生

 来所された方(クライエント)に直接お会いするのは、原則としてチーフカウンセラーですが、相談の様子はビデオカメラで記録して、相談チーム全員が問題の解決について一緒に考えます。それぞれのご家族が持たれている力(資源)をいろいろな面から確認し、これまでの取り組みの隠れた成果やこれからの家族の発展について、チーム全員が意見を出して、チーフカウンセラーを通じて支えていきます。

カウンセリング:原則として週1時間、チーフカウンセラーと一対一で面接します。

40分程の相談が終わると、相談者もカウンセラーも休憩をとって、その日の相談をふりかえります。そしてそれからの生活にどのように活かすかを考えます。
相談の効果をチェックするために、簡単な心理テストも行います。また、カウンセラーの相談のありかたについての評価もしていただきます。
  
集団スーパービジョン:1回のカウンセリングごとに、相談チームが別時間に話し合いを持ちます。
カウンセリングでできた良かったことは何か、さらに取り組みたい課題は何かをチーフカウンセラーを中心に考え、全員ですでにできてきた部分、これから進んでいく解決のあり方について全員の智恵と感性で取り組みます。この内容は、次回のカウンセリングでチーフカウンセラーからお伝えします。


相談料金:原則として1回1時間の相談につき、 2,000円をいただきます。


相談の申し込み方

FAXまたは e-mail でお申し込み下さい。

FAX:043-264-6042 (淑徳大学社会福祉研究所 発達臨床研究センター)

電子メール (成人臨床部門 直通メール):
kaiketsu@soc.shukutoku.ac.jp

連絡先(電話・FAX・e-mail等)、お名前、相談の概要(簡単で結構です)、ご都合の悪い相談時間等をお知らせ下さい。
折り返し、当センターから、相談予約のお返事をメールまたは電話・FAXでお送りします。
 

E-mail 相談

ご都合や相談内容によっては、メールだけでの相談もお受けします。
上記宛にメールで御相談下さい。
 

成人臨床部門のご相談は、電話でのお申し込みはしばらくご遠慮願っております。ご容赦下さい。
準備が整い次第、このページに掲載いたします。


相談の方針

 当相談室のモットーは、”よい将来、すでに、これから”です。これは、次のステップの頭文字からとったもので、解決志向アプローチという心理療法の考え方にもとづいています。

よ:よい変化を思い出す。
い:いま何に取り組むかを考える。
将来:将来、どんなふうに問題が解決していくかをイメージする。
すでに:すでに起きてきた解決の姿をさがしてみる。
これから:これからの生活に、今の相談をどのように活かすかを考え、実行する。

 どんなに大変で、出口などありそうにないと感じられる問題にも、必ず解決への糸口が見つかります。しかもそれを一番よく探すことのできるのは、相談にいらした方自身です。当相談室の相談チームは、そうした見過ごされてきた解決を探し、解決がどのように展開していくかを考えるお手伝いをします。


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