大会プログラム

7月26日(金)    15号館 5階 502教室

17:30〜20:30  学会企画ワークショップ   

ソーシャルワーカーのための研究ワークショップ
   − 実践研究における「問い」を設定してみよう!

 このたび本学会では、ソーシャルワーカーの方々の研究支援の一環として『ソーシャルワーカーのための研究ガイドブック』(2019,中央法規)を発行しました。そして、今後は研究支援のワークショップを開催していく予定です。
 今回は、実践研究とは何かを踏まえたうえで、実践のなかで疑問に思っていること、さらに深く知りたいことを研究としての「問い」に結びつける作業を行います。
講義とグループ討論による全員参加型のワークショップです。
 現在研究に取り組んでいる方、今後研究に取り組みたい方、予定はないけれど研究に少し関心がある方は、奮ってご参加ください。この機会に、実践研究における『問い』を設定してみませんか。
 ◆担当:池田雅子(北星学園大学)、保正友子(日本福祉大学)

7月27日(土)    5号館 2階 201教室 受付:12号館

10:30〜10:45....開会式
10:45〜12:00....基調講演「共生の現代的意義 −仏教思想の視点から−」
....長谷川匡俊 氏 〔大乗淑徳学園 理事長〕
13:00〜16:00....開催校企画シンポジウム
....「ソーシャルワークの理念と実践を改めて問う −共生と自律の視点から−」
 シンポジニスト....木原活信 氏〔同志社大学 教授〕
....中西晴之 氏 〔社会福祉法人 ル・プリ くるみ会事業本部統括施設長〕
....中島 淳 氏
.... 〔一般社団法人 子ども・若者応援団/スクールソーシャルワーカー〕
 コーディネーター....戸塚法子 氏 〔淑徳大学 教授〕
16:15〜17:30....学会奨励賞授与式・学会年次総会
18:00〜19:30....情報交換会〔学生食堂〕11号館 1階


7月28日(日)    15号館

9:30〜12:00  学会企画シンポジウム 

  テーマA:2号館 201教室
      「ソーシャルワーク」の共通理解
           ―用語としての「ソーシャルワーク」は定着したのか―

 1984年に本学会は「社会福祉実践理論研究会」として設立された。その後、1986年の「日本社会福祉実践理論学会」への継承を経て、2009年度総会(2009年7月4日聖隷クリストファー大学)第4号議案(名称変更)および第5号議案(規約改正)の成立にともなう付則(即日施行)により、現在の「日本ソーシャルワーク学会」に改称された。第36回大会は、改称後10年の佳節を迎える大会である。
 それに先立つ前年の第25回大会(2008年・関西学院大学)におけるシンポジウム「本学会の達成してきたことと今後の課題―『あり方』報告、中でも学会名称問題を焦点の一つとして−」では、用語としての「社会福祉実践」がもつ曖昧さと、「ソーシャルワーク」では何かを切り捨ててしまう危険性が指摘されていた。
 そこで本シンポジウムでは、学会名称変更に係る経緯を跡づけるとともに、この10年の取り組みを振り返りつつ、改めて「社会福祉(あるいは社会福祉実践)」と「ソーシャルワーク」との関係性について理論的に整理したい。

 ◆シンポジスト
  小山隆(学会会長・同志社大学教授)
  横山登志子(学会理事・札幌学院大学教授)
  保良昌徳(日本ソーシャルワーカー協会副会長)
 ◆コーディネーター
  志水幸(学会副会長・北海道医療大学教授)

 テーマB:2号館 202教室 
    施設ソーシャルワーク(RSW)再考
          ―社会福祉法人と社会福祉施設におけるソーシャルワークの位置と検討課題―
 昨今の社会福祉法人の地域貢献に関する議論は、ソーシャルワークの観点からするならば、法人組織としてのソーシャルワーク、すなわち法人や施設の管理運営のなかにソーシャルワーク機能をいかに「内蔵化・ビルトイン」するかということが問われているものと解釈できる。また、従来の施設ソーシャルワーク(Residential Social Work=RSW)としての利用者支援、家族支援、そして地域支援や地域貢献のあり方について、実践的かつ理論的に整理することでもある。
そこで本シンポジウムでは、社会福祉法人・社会福祉施設の管理運営と課題解決機能を、いかにソーシャルワークとして位置づけ、展開するかということについて検討する。この課題は、社会福祉法人と社会福祉施設が担うべきソーシャルワーク機能(ミクロ・メゾ・マクロレベルでの実践)のあり方を展望するとともに、ソーシャルワークとケアワークの関係性(相互の展開と連動)を再確認することになろう。

 ◆シンポジスト
  菅田賢治(全国母子生活支援施設協議会会長、仙台市社会事業協会会長、仙台つばさ荘施設長)
  岩田貞昭(社会福祉法人南山城学園法人本部・社会福祉士)
  白川充(学会理事・仙台白百合女子大学教授)
 ◆コーディネーター
  空閑浩人(学会理事・同志社大学教授)


13:00〜15:10   自由研究発表報告〔1報告30分(発表20分+質疑応答・討議10分)〕

 〇発表者の一覧はこちらです → 発表者一覧



▲ページトップに戻る