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自己点検・自己評価

人間社会学科 自己点検・自己評価

  I.講義科目に関する教員による点検調査の結果

 「授業に関する点検調査(教員記入)」の結果は、末尾の集計結果表1に示すとおりであるが、以下に、その概要を簡単に述べることとする。なお、講義科目に関する調査項目は、大きく4区分される。
    (1)学生の成績状況(試験の結果)
    (2)学生の授業理解度および自己の授業方法
    (3)学生の授業態度
    (4)授業条件・環境

 調査の対象となった科目は、社会学科の開講講義科目のうち、社会学科に配属された専任教員が担当した全科目である。このうち、実際に調査が実施され、調査票が回収されたのは、前期17科目、後期20科目の計37科目である。ただし、これらの科目のなかには、両学科に共通に開講された科目も含まれており、したがって科目履修者のなかに社会福祉学科の学生も含まれている点に、留意しておきたい。
 調査を実施した教員の実人員は、前後期を通じて14名である。

1.全体の概要

(1)学生の成績状況(試験の結果)

 社会学科全体としての学生の成績状況(試験の結果)は、つぎのとおりである。
前期: A 25.0% B 26.5% C 23.3% D 10.5% E 14.6%
後期: A 26.9% B 26.3% C 23.7% D  8.7% E 14.3%


 これを、Aに3点、Bに2点、Cに1点、Dにマイナス1点、Eに0点を与え、その総和を100で除して点数化してみると、前脚1.41点、後期1.48点、前後期の合計平均で1.45点となり、学生の成績状況は、前後期を通じた社会学科全体の平均でみて、「BとCの中間」程度であることがわかる。
 なお、以上と同じ方法により個々の科目の成績評価を点数化することによって、科目ごとに履修学生の成績の平均点を求め、0.5点きざみでその分布をみてみると、つぎのようになる。

前期 後期
2.51以上3.00以下 4科目 2科目 6科目 16.2%
2.01以上2.50以下 2 6 8 21.6
1.51以上2.00以下 2 3 5 13.5
1.01以上1.50以下 6 6 12 32.5
0.51以上1.00以下 2 2 4 10.8
0.00以上0.50以下 1 1 2 5.4
17科目 20科目 37科目 100.0%

 前後期を通じてみて、全体の半数弱の科目が1.01点以上2.00点以下の間にあり、成績評価の点数の平均がBとCの間であること、また、全体の約6分の1の科目が1.00点以下で、成績評価の平均がCを下回っていることなどがわかる


(2)学生の授業理解度および授業方法などに関する評価

 学生の授業理解度および授業方法などに関する評価は、試験の成績からみた学生の授業内容の理解度(Q01)、試験の難易度(Q02)、授業内容の進めかた(Q03)シラバスと実際の授業との関係(Q04)の4項目に関して求められた。その結果は、つぎのとおりである。
  1. 試験の成績からみた学生の授樂内容の理解度に関する教員の評価(Q01)は、「1.かなり良かった」とする科目が前期で2科目、後期で1科目、「2.どちらかといえば良かった」とする科目が前期で8科目、後期で11科目、「3.予想どおりだった」とする科目が前期で5科目、後期で2科目、「4.どちらかといえば悪かった」とする科目が前期2科目、後期4科目、「5.かなり悪かった」とする科目が前期で0科目、後期2科目となっている。

  2. 試験問題の難易度(Q02)に関しては、前期で半数近く、後期では8割の科目が、「3.適切であった」との評価となっている(前期8科目、後期6科目が、前期で5科目が「2.やや難しかった」との評価となっている。

  3. 授業内容の進めかた(Q03)に関しては、前後期とも半数以上の科目が「3.適度であった」との評価になっている(前期10科目、後期14科目)。このほかには、「2.やや速かった」と評価する科目が前期3科目、後期2科目、「4.やや遅かった」と評価する科目が前期3科目、後期3科目となっている。

  4. シラバスと実際の授業との関係(Q04)に関しては、前後期合わせて8割以上の科目が「1.ほぼその通りてきた」ないし「2.どちらかといえばそのとおりできた」との評価になっているが(前期13科目、後期17科目)、「3.とちらかといえばそのとおりできなかった」と評価する科目も前期で4科目、後期で2科目ある。

(3)学生の授業態度に関する評価

 学生の授業態度に関する評価は、学生の出席状況(Q05)と出席学生の私語の状況(Q06)の2項目について求められた。その結果は、つぎのとおりである。

  1. 学生の出席状況(Q05)に関しては、「1.かなり良かった」あるいは「2.どちらかといえば良かった」と担当教員が評価している科目が前期で13科目と半数をこえているのに対し、後期では、7科目にとどまっており、「3.どちらかといえば悪かった」あるいは「4.かなり悪がった」と担当教員が評価している科目は、前期で2科目、後期で7科目となっている。

  2. 出席学生の私語の状況(Q06)に関しては、前期で14科目、後期で14科目と前後期を合わせて4分の3以上の科目が、「3.どちらかといえば少なかった」あるいは「4.ほとんどなかった」として担当教員から評価されている。反面、「1.かなり多かった」あるいは「2.どちらかといえば多かった」と担当教員が評価した科目も、前期で0科目、後期で3科目あり、一部には私語の多い科目も存在している。


(4)授業条件・環境に関する評価

 授業条件・環境に関する評価は、教室の広さと受講学生数の関係(Q07)、授業準備上の問題点(Q08)、環境面での改善点(Q09)の3項目について求められた。

  1. 教室の広さと受講学生数の関係(Q07)に関しては、過半数(前13科目、後期14科目)の科目について「3.適当であった」との評価がなされているが、「1.かなり狭すぎた」あるいは「2.やや狭すぎた」との評価がなされた科目も前期で2科目、後期で3科目、また、「4.やや広すぎた」との評価がなされた科目も前後期合わせて4科目みられている。

  2. 授業準備上の問題点(Q08)としては、「2.校務が繁忙」が最も多く、前期は11科目、後期は7科目であった。次いで多いのが「1.過大な授業負担」で、前期1科目、後期で4科目にみられ、前期で2科目、後期で1科目にみられている。ただし、以上は単数回答(主なものを1つだけ選択)の結果であるから、いくつかの問題が複合的に認知されていても、主なもの1つ以外は数値に反映されていない。実際には、上記の問題のいくつかが、複合的に認知されていることも十分にありうるから、上記のそれぞれの問題点が認知される科目数は、より多くなるものと思われる。

  3. 環境面での改善点(Q09)に関しては、「3.TV、ビデオ、OHPなど教育機材の状態」を指摘された科目が前期で5科目、後期で6科目あるほか「2.マイク、カーテンなど教室設備の状態」を指摘された科目が前期で4科目、後期で3科目ある。また、「1.教室の冷暖房、照明状態」を指摘された科目が、前期で2科目あった。

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